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子どもの心理、雨の絵を描く時はどんな気持ち?

子どもはよく遊びとして絵を描きますが、

その絵に、心理状態が反映されているというのはご存じでしょうか?

 

特に何気なく描く絵に心理状態が現れることが多く、

物や色、風景など、さまざまな絵に心理が隠れています。

 

その中でも今回は「雨」について、

子どもが雨を描く時にはどんな心理状態かをご紹介します。

 

まず前提として、雨は風景の一部で、

日常的によく目に、よく経験する風景です。

 

日本では年間100日くらい雨が降っているのだとか。

ですから、雨を描いたからって必ずしも、

その時の心理状態が反映しているとは限りません。

 

心理状態が反映されやすいのは、

「激しい雨」や「絵全体が雨に覆われている」時です。

 

では、雨にはどんな心理状態が反映されているのでしょうか。

それは「辛い」「悲しい」「寂しい」といった感情です。

 

大人の場合、雨=辛い、悲しい、寂しいといったイメージを持ちますが、

子どもも同じようなイメージを持っています。

 

したがって、大雨、豪雨、雷雨といった激しい雨を描いている時、

絵全体が雨で覆われている時には、

辛い、悲しい、寂しい感情を抱いている可能性があります。

 

ですから、このような絵を持ってきたら、

何かあったのかと聞いてみてもよいかもしれません。

 

もしくは表情や行動から何か異変を感じたら、

優しく話を聞いてあげ、よく接してあげるのがよいでしょう。

 

ちなみにですが、雨から理解する描画法として、

「雨中人物画法」というものがあります。

 

これは臨床心理学の分析方法の1つで、

医療の世界ではカウンセリングなどでも行われています。

 

雨中人物画法は、「雨の中にいる自分を描いてもらう」というもので、

描かされた「雨の強さ」と「雨よけの有無・種類」をもとに、

ストレスに対処する能力があるかがわかります。

 

雨はストレスを表し、雨が強いほどストレスが強く、

雨よけ(傘やカッパ、木の下など)はストレスに対する防衛パターンを表し、

雨よけがある、しっかりとしている場合には自己防衛ができている、

雨よけがない、頼りない場合にはストレスに対処できていない状態です。

 

雨よけがなくても楽しそうな自分を描いていれば問題ありませんが、

雨よけがなく、元気がない自分を描いていれば、

ストレスに対処できていない可能性があります。

 

無邪気な子供でも、ストレスは受けているものです。

お子さんがストレスにしっかりと対処できているかを知るために、

雨中人物画法を試してみてはいかがでしょうか。

 

 
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