みなさん、こんにちは!
ハーブには実に1万もの種類があるといわれ、
それぞれのハーブには特有の効能がありますが、
中には睡眠に関連する効能を持つハーブも多々あります。
私たちが住む日本は世界屈指のストレス社会で、
普通に生活しているだけでも多大なストレスがかかっています。
このストレスによって精神状態が悪くなると、
寝つきや睡眠の質も悪くなって心身の疲れが回復せず、
どんどんストレスが蓄積していくようになります。
ストレスを解消する上で睡眠は非常に大切ですので、
寝つきが悪い方や寝た気がしないという方は、
睡眠剤に頼る前に一度、以下のハーブを使ってみてください。
睡眠に関わるハーブとして、特に効果が高いと言われているのが
「バレジアン((カノコ草))」と「パッションフラワー(トケイ草)」です。
バレジアンは入眠鎮静作用のあるハーブで、
数あるハーブの中で最も入眠鎮静作用が高いものの1つといわれています。
実際にさまざまな研究で、その有効性が立証されていて、
バレジアンに含有しているパレオトリエイトという成分が
GABA(脳の覚醒システムを抑制する神経伝達物質)の放出を高めて、
これによって不眠や不安、攻撃性などが和らぎます。
一方のパッションフルーツは、「自然の精神安定剤」として、
古代の南米の先住民族をはじめ、さまざま国で古くから
メンタルヘルスにおける民間医療に使われてきた歴史があります。
葉に含まれるアルカロイド類に神経伝達物質の分解を抑止する作用、
フラボノイド類に鎮静作用があるほか、
マルトールという成分にも鎮静や弛緩の作用があります。
これらの作用によって寝付きやすくなり、穏やかな睡眠が期待できます。
このようなハーブはお茶(ハーブティー)として飲むのが一般的です。
単体で飲むのも1つの方法ですが、
他のハーブをブレンドすれば、さまざまな効果を得られるので、
相性が良いハーブをブレンドして飲んでみてください。
相性が良いブレンドとしては、まずバレジアンとパッションフラワーです。
効き目が穏やかなパッションフラワーと、
効き目が強いバレジアンを組み合わせることで
互いの特徴がうまくかみ合い、これによって
穏やかに寝つきやすく、深く安らかに眠れるようになります。
飲む時間は寝る前1時間くらいにし、
ハーブの割合としては1:1が最もバランスがよいでしょう。
また、パッションフラワーとセントジョーンズワートも相性が良いです。
2つとも不安を鎮める作用が強いので、
不安がある、失望感があるなど、精神的に不安定な時に役立ちます。
寝つきが悪い、眠りが浅い方は、
この機会にぜひハーブを取り入れてみてくださいね。
--------------------------------------------------------------------------
SARAスクールでは、「ハーブ」に関する講座をご用意しています。
講座の詳細については以下のページでご覧いただけます。
→ハーブ資格検定・メディカルハーブ資格検定の通信教育・通信講座