みなさん、こんにちは!
今回は「ハーブの相性」についてお話したいと思います。
ハーブには実にさまざまな種類があって、
私たちの普段の生活で数多くのハーブを使用しています。
ハーブティーは身近な存在で、
健康や美容のために毎日のように飲んでいる方も多いでしょう。
また、すでにたくさんのブレンドハーブティーが販売されていますが、
ハーブティーが好きな方は自分でブレンドしたいと思う時がくるものです。
ただし、味の好みを重視する場合には、
いろいろな組み合わせを試してみるのもよいですが、
ハーブそれぞれには固有の効能がありますから、
効能を重視する場合には相性を考えてブレンドすることが大切です。
たとえば、リラックス効果が高いハーブとして、
ラベンダーやカモミール、ジャスミン、ローズなどがあります。
一方、リラックスとは相反する覚醒作用を持つハーブに、
ペパーミント、ローズマリー、レモングラスなどがあります。
これら相反する効能のハーブをブレンドすると、
互いの効能を打ち消してしまい、恩恵が得られない場合がありますので、
基本的には同様の効能を持つハーブでブレンドするのがよいでしょう。
ちなみに同じ効能のハーブをブレンドすると相乗効果が得られます。
また、ビタミンCが豊富なローズヒップと、
クエン酸が豊富なハイビスカスを組み合わせると
クエン酸の働きによってビタミンCの利用効率が高まるなど、
組み合わせによっては多くの効能を効率的に摂取できます。
ただし、ハーブは全般的に強い薬効がありますから、
中には摂取すべきでない人もいます。
たとえばセントジョーンズワートにはリラックス効果がある一方で、
血液凝固剤、気管支拡張剤、抗てんかん薬、強心薬、
免疫抑制剤、抗不整脈薬、経口避妊薬など、
さまざまな薬の効果を薄めたり、強くしたりします。
ですから、薬を服用している方は避けた方がよいでしょう。
また、カモミールやレモングラス、ラスベリーリーフをはじめ、
さまざまなハーブにはホルモン様作用や子宮刺激作用があるので、
妊娠の可能性のある方や妊娠中の方は注意が必要です。
そのため、ハーブについての知識を深めてから
自分でブレンドを楽しむようにするのがよいでしょう。
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