みなさん、こんにちは!
今回はアンガーマネージメントの1つである、
怒りを抑える「思考コントロール」をご紹介したいと思います。
怒りというのは誰しもが持っている感情で、
いくら温和な人であっても表に出さないだけで
イライラすることはよくあるものです。
怒りの原因にはさまざまなものがあって、
明らかに嫌なことを言われた時には誰もが怒りを感じますが、
人によっては価値観のすれ違いが原因になっていることもあります。
ここで言う価値観は“~であるべき”という感覚のことで、
上司はこうあるべき、マナーはこうあるべきなど、
誰にでも自分が正しいと感じる価値観があります。
そしてこの価値観が裏切られることで怒りを感じます。
しかし、これは自分の価値観を貫いた結果が招くもので、
当然ながら客観的にみて自分が正しくないことも多々あるはずです。
価値観というのはあくまで自分のもので、
10人いれば10人とも価値観は違います。
これをしっかりと把握するだけでも、自分の価値観に捉われなくなり、
より広い視野で物事を考えることができ、
必要以上に怒りを感じなくなっていきます。
その上で、自分の中で「許せる」「何とか許せる」「許せない」の
3つの基準を持つようにしてみてください。
怒りやすい人というのは、
物事に対して「許せる」「許せない」の二極で判断しがちです。
二極で判断すると、何とか許せる範囲のことであっても、
許せない方に偏ってしまい、怒りの感情が出てきてしまいます。
自分の価値観とは違うけど何とか許せるという基準を持つことで、
許容範囲が広くなって、怒る頻度が減っていきますので、
「何とか許せる」という感覚を持つよう意識してみましょう。
また、日頃から意識的に怒りを抑えようとするのも効果があります。
たとえば怒りを感じたことを認識し、その上で
“抑えろ”、“落ち着け”などと自分に話しかけてみましょう。
このように思考からアプローチすることも
アンガーマネージメントにおいて効果的な方法です。
時間はかかりますが、少しずつ改善されていきますので、
継続して実践していくようにしましょう。
--------------------------------------------------------------------------
SARAスクールでは、「アンガーコントロール」に関する講座をご用意しています。
講座の詳細については以下のページでご覧いただけます。
→アンガーコントロール資格・アンガーカウンセラーの通信教育・通信講座