みなさん、こんにちは!
今回は「絵の色による子どもの心理」についてです。
子どもの遊びとして代表的なのが絵を描くことで、
今は家にいる時間が長くなったことから、
家で絵を描いて楽しんでいるお子さんは多いと思います。
ただ単に楽しんでいるだけならよいですが、
絵には子どもの心理が強く現れることが多く、
今の感情を無意識に表に出そうとしていることもあります。
特に色使いは感情が現れやすいので、
どのような色使いをしているかを確認してみてください。
確認するポイントは、どの色を多用しているかです。
たとえば、さまざまな色を使いカラフルに描いている場合、
その時の感情としては楽しいという前向きなことが多いものです。
一方、単色の時にはその色に応じた感情を反映していることが多く、
特に普段使うべきものに違う色を使っている場合、
たとえば海は青いのに黒色で塗りつぶしているような場合には、
感情が強く現れている可能性が高いと言えます。
特に注意が必要なのが、「黒色」と「赤色」です。
黒色は恐怖や不安、緊張、ストレス、
赤色は好奇心や意欲などの陽の心理のほか、
怒りや不満などの負の心理の時にもよく用いられます。
また、「紫色」もやや注意が必要な色です。
紫色は怒りや不満があるけど我慢をしている、
疲れているけど元気に振る舞おうとしているなど、
矛盾した心理を反映しやすいと言われ、
心身の疲れがある時に多用されやすいです。
そのほかの色としては、
「ピンク色や黄色」は楽しいと感じている時や、
構って欲しい、甘えたいなどの感情が反映していることも。
「青色や緑色」は気分が良い時、穏やかな時、
やや疲れてリラックスした時にもよく使われます。
このように色は心の状態を反映していることが多いですが、
単純にその色が好きな場合や、
好きなキャラクターの色に執着している場合も多々あります。
たとえば注意が必要な黒色や紫色は、
子供に人気のバイキンマンなどで使われていますので、
バイキンマンが好きな子供は黒色と紫色を多用しがちです。
結局のところ、絵の色だけでは心理を読み取るのは難しいものです。
色による心理は参考程度にとどめておき、
普段から子供をよく観察して違和感を察知してあげることが大切です。
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