みなさん、こんにちは!
今回は「トリュフオイル」についてお話したいと思います。
みなさんはトリュフというキノコをご存知ですか?
ごく一部の地域で限られた生育環境でしか育たない希少な山菜で、
グルメ好きの間ではかなり重宝されています。
トリュフはマッシュルームに似た菌類ですが、木の地下で成長します。
トリュフの種類は、その木の種類によって異なります。
トリュフオイルは、風味のないキャノーラ油やグレープシード油など、
どのような油でも製造することができますが、
オリーブオイルで作られることが多いです。
トリュフオイルの中には、採取時や販売準備時に発生した
本物のトリュフの残留物を使用しているものもあります。
しかし小売市場で販売されているトリュフオイルの多くは
トリュフから作られたものではなく、
2,4-ジチアペンタン(トリュフに含まれる著名な香りの活性化合物)
を含む芳香化合物をオイルベースに使用しています。
この2,4-ジチアペンタンの表示に関する規制はなく、
実際にトリュフから抽出したものではないにもかかわらず、
合法的にトリュフアロマ、トリュフフレーバー、
トリュフコンセントレートなどと呼ぶことができます。
トリュフオイルにはフランス産トリュフオイル、黒トリュフオイル、
白トリュフなど、 様々な種類があります。
トリュフオイルは、パスタやサラダに使うと風味が豊かになります。
特にイタリアでは、料理にトリュフをよく使います。
トリュフは高価な食材で100グラムで10万円以上で売られることもあります。
トリュフオイルは、トリュフの味と香りを
料理に与えるために使用される現代的な料理の材料です。
トリュフフライ、パスタ、ピザ、マッシュポテト、
デビルドエッグといったピューレ状の料理など、
様々な料理の仕上げ用オイルとして使用されるのが一般的です。
生のトリュフに比べて格段に安価であるため、
シェフや家庭の料理人、食堂などで人気があります。
これによって同製品の市場が拡大し、トリュフ風味の食品が増えています。
トリュフオイルの中には人工的に作られたものもあり、
新鮮なトリュフの複雑な味や香りが感じられない場合があるため、
香料としては賛否両論です。
それどころか、トリュフオイルの味に慣れてしまうと、
本当のトリュフを味わえない味覚になってしまうともいわれています。
トリュフそのものはかなり高価なので、
雰囲気だけでも味わってみたい方はぜひ試してみてください。
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