みなさん、こんにちは!
今回は世界三大珍味のひとつ、「トリュフ」が
高価な理由についてお話していきたいと思います!
ちなみに、チョコレートではなく、キノコの方です。
トリュフは、マッシュルームのような食用の菌類です。
マッシュルームとは異なり、木の根の近くの地中で育つため、
最高級のトリュフは100gで10万円以上にもなることがあります。
トリュフは見つけるのが難しく、育てるのにも手間がかかる食材です。
世界中に複数種類のトリュフが存在しますが、
ヨーロッパやカリフォルニアの有名な産地で作られるワインのように、
高級なトリュフは特定の地域で作られています。
中でも最も価値が高いのはフランスの黒トリュフとイタリアの白トリュフです。
また、トリュフ産業は今後20年間で世界的に
およそ6千億円規模に成長すると推定されていて
米国ではトリュフの栽培を行っている起業家がいるほどです。
しかし、トリュフは限られた気象条件のもとでしか育たないため、
トリュフ農園には様々な課題が残ります。
たとえば黒トリュフの場合、冬は温暖で、霜がなく、
夏は程よく暖かく、冬は乾燥している必要があります。
このような難しい条件を全て満たし、良いトリュフを育てることができれば、
たちまちグルメマニアの注目の的になり、一獲千金の事業なわけです。
もう一つトリュフが高額な理由に、その日持ちの悪さがあります。
トリュフは味よりも香りで楽しむ食材です。
調理することも可能ですが、
一般的には手で洗った後、出来上がった料理の上に薄くおろして散らしたり、
スライスしたりして、料理にトリュフの香りを吸収させて味わうものです。
しかし、残念なことに、
トリュフを掘り起こすとその独特の匂いはすぐに消えてしまいます。
具体的には収穫から7日から10日ほどしか持たないとされています。
これらの理由から、トリュフは今でも高級食材として
グルメ好きの間で重宝されています。
料理の上に振りかけるだけなので、少量で良いとはいえ、
グラム単価でもかなり高い食材なので
なかなか本物のトリュフを食べる機会はないかと思います。
以上、「トリュフが高い理由」でした!
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