みなさん、こんにちは!
今回から3回に分けて、
パールの本物・偽物の見分け方についてご紹介したいと思います。
1回目は「見た目での見分け方」です。
そもそもパールには、
あこやパール、淡水パール、南洋パールなどがあります。
これらは本物のパールですが、
一方の偽物はイミテーションと呼ばれています。
イミテーションというのは、ガラスやアクリルなどで作られた人工物のこと。
本物のパールとイミテーションには見た目に違いがありますので、
どのような違いがあるかを知っておくと、見分ける際の参考にできます。
では、見た目にどのような違いがあるのでしょうか。
大きく分けると、「球の大きさ」「球の形」「球のテカリ」です。
まず1つ目の球の大きさについてですが、
ネックレスの場合、本物であれば大きさは均一ではありません。
どういうことかというと、
ネックレスを作る際、通常は0.5mm刻みの大きさのパールを使いますが、
一般的には後ろの金具近くの部分には小さめの球を
真ん中あたりの球は大きめのものを組み合わせます。
ですから、金具近くの球と真ん中あたりの球を並べてみて、
少しですが、大きさが違うようなら本物の可能性が高いです。
通常、イミテーションでは全ての球の大きさが均一になっています。
2つ目の球の形ですが、本物のパールは海が作り出すものですので、
“えくぼ”と呼ばれる小さなくぼみや、盛り上がりがある場合があります。
本物であっても高品質なものなら、
このような特徴が見つからない場合もありますが、
凹凸があるパールは本物と判断することができます。
ちなみに、本物は完全な球体でないことがほとんどで、
全体的に球の形がいびつなものもあります。
また、これはルーペなどを用いて拡大しないと分かりませんが、
イミテーションでは表面に小さなツブツブがたくさんあって、
卵の殻のようにザラザラとした見た目をしています。
3つ目の球のテカリについてですが、
明らかに表面がピカピカして光の反射が強いものは、
イミテーションかもしれません。
本物のパールも反射はしますが、
その反射の具合が妙に激しい場合にはイミテーションの可能性があります。
以上、見た目での見分け方でした!
ぜひ参考にして、お手持ちのパールを確認してみてくださいね。
次回は「穴周りから見分ける方法」をご紹介したいと思います。
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