みなさん、こんにちは！
前回、「ピグマリオン効果」についてお話しました。
引き続き、今回は「ザイオンス効果」をご紹介します。
ザイオンス効果は、日本語で「単純接触効果」とも呼ばれ、
目に触れた回数が多いほど好印象を持ちやすいという心理法則です。
対人関係を良好にするために役立ちます。
ビジネスの場面では、マーケティングにも応用されていて、
実際にこれを利用したマーケティング手法の代表例が CM です。
たとえば、あなたがコンビニで水を買う際、どの水を選びますか？
水に対してすごくこだわりがある方を除けば、
ほとんどの方が値段の安い水か、
名前を聞いたことのある水を選ぶと思います。
名前を聞いたことのある有名ブランドの水を選ぶのは、
CMで何度も目にすることで無意識のうちに
そのブランドに対する好感度が上がっているからです。
同じことが営業の場面でも言えます。
たとえば訪問営業では、
契約などの話はせずに信頼関係の構築を優先して、
訪問の度に名刺を置いていくようにします。
最初は相手にされないかもしれませんが、
諦めずに続けていくと次第に好感を持たれるようになって、
商談の話ができるようになる可能性が高くなります。
このように、人の特性として、
はじめは良い印象を持たれていなくても、
接触回数を増やしていくだけで
良好な関係と発展させることができるようになるのです。
ただ、1つ注意点があります。
それは、好感度を上げたい人と接する時には、
相手にあまりストレスを与えないように気をつけることです。
毎回上から目線だと相手は不快を感じてしまい、
ウザイなという印象を与えて関係が悪くなってしまいます。
ザイオン効果は恋愛においても利用できるものですが、
同じく、単純に接する回数を増やすのでは効果は期待できません。
ストーキングなんてもってのほかです。
あくまで、相手にストレスを与えないようにしながら、
接する回数を増やしていくことが大切です。
恋愛においては、初めは会うたびに笑顔で挨拶をし、
徐々に世間話をするというステップを踏んでみましょう。
ザイオンス効果は対人関係を良好にするための強力な心理法則ですので、
ビジネスでも恋愛でも、上手に活用してみてくださいね。
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