友達が家に来た時、散歩している時などに、
人から「○○(ペット)ちゃん、あなたに似ているね」
なんて言われたことはありませんか?
これまで世界中でさまざまな実験が行われていて、
ペットが飼い主に似やすいという結果が出ています。
たとえばカルフォルニア大学の心理学者が行った実験では、
飼い主さんとワンちゃんの写真をバラバラにして、
他人が飼い主さんとワンちゃんを当てるという試みを行いました。
すると、純血種の場合には16/25匹の割合で、
本当の飼い主さんとワンちゃんのペアを当てたのです。
ただし、この実験では
飼っている間にワンちゃんが飼い主さんに似てくるというのではなく、
飼い主さんが自分に似ているワンちゃんを選んで飼ったと結論づけています。
では、性格についてはどうなのでしょうか。
ミシガン州立大学の心理学者が行った調査では、
1681人の飼い主さんに対して自分の性格と
ワンちゃんの性格が似ているかどうかを質問票に記入してもらいました。
それらを解析したところ、
飼い主さんとワンちゃんの性格には関連があることがわかったのです。
たとえば、飼い主さんが外交的な場合、
ワンちゃんは興奮しやすく活動的な性格に、
飼い主さんが内向的な場合、
ワンちゃんは怖がりやすく大人しいと性格に、といった具合です。
このような性格には生活習慣も関係していると考えられていて、
飼い主さんが外交的であればワンちゃんを屋外に連れ出すことが多く、
他の犬との協調性が培われたり、活動的になる傾向があるとのこと。
また、生活習慣においては室内犬の場合には一緒に生活していますので、
住む環境や散歩を含め、生き方というのは飼い主さんの動向次第です。
ですから、肥満体型の飼い主さんの場合には、
ワンちゃんの体型に対する意識がやや薄い傾向にありますし、
散歩の回数も減りがちですから、
ワンちゃんも肥満になりやすくなります。
このように、見た目、性格、生活習慣など、さまざまな観点から、
飼い主さんとワンちゃんは似る傾向にあります。
ちなみに、猫ちゃんなど他のペットにおいても、
飼い主さんと似ることが多いようですよ。
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